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2024/04/20 11:56 |
DULL-COLORED POP公演 『プルーフ/証明』

 



DULL-COLORED POP公演
『プルーフ/証明』を観劇。


いやあ、面白かった。



出演者全員よかったのだけど、特に中田顕史郎さんの演技が素晴らしかったです。
とても精緻な演技をする方ですねえ。
ひとつひとつの事柄が、小気味よいリズムで繰り出され、無駄が無い。
舞台上で、まるで謡っているか、踊っているかのような印象でした。
ミュージカルみたいというのではなく、観る者を惹きつけるのですね。

かなり好き放題やってるシーンもありましたが。(笑)

『小部屋の中のマリー』で共演していたのに、
あの時全然お話できなかったのが、今更ながら残念です。


清水那保さん演じるキャサリンは、とても儚くて、脆い。
「娘」として、最後まで父と共に居たひとりの人間を、優しく描いていました。
この方も年齢を重ねて、色々な味わいが出てきましたねえ。
『エリクシールの味わい』でも思ったのですが、彼女、非常にノースリーブが似合うのですね。
身長は大変小さいのですが(笑)、意外とがっしりした、いい骨格してます。

映像に出てみるのも良いのではないかしら? などと思ったり。




舞台上はテーブルと椅子のみという最小限の舞台装置。
これ、よかったですね。
サンモールスタジオの縦長の空間に、観客は情景を描く。
全体がキャンバスになる。

「シンプルで効果的な装置」と「お金をかけていない装置」という印象の境目は、
やはり演者の技量が大きい。空間を創るのは、演者ですから。
過去のシーンとか、儚くて美しかった。

たぶん、いい芝居って、「絵になる」シーンがいっぱいあるんですよ。


谷さんの翻訳は、本当に聴きやすく書かれているのでしょうね。
大前提として、それが無いと外国戯曲を舞台に上げても、あまり意味ないんだろうな。


セットが壊れかけたり、照明がトビかけたりと、色々とありましたが、
まあ、それもご愛嬌ということで。
 



『心が目を覚ます瞬間』も楽しみです。
奈津美さん、がんばって☆




駆け抜けろ、駆け抜けろ!!





            小櫃川 桃郎太(おびつがわ ももろうた)
 

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2009/10/08 13:34 | Comments(0) | TrackBack() | 観劇記録

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