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2017/07/22 13:37 |
【逆鱗に唇を】・【花のゆりかご星の雨】



先日、舞台公演をはしごして来ました。
公演中にレビュー書きたかったのですけどねー。

次回公演の出演者おふたりが関わっている公演でした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

地球割project 第8回公演
【逆鱗に唇を】
@新宿タイニィアリス


綾小路★流騎亜さんのお誘いで、観に行って来ました。
過去に、照明や音楽をまったく使わずに上演したこともあるという団体。
うむ。骨太でよいね。指でOK


パンフにはいっさい目を通さずに観てみる事にしました。なんとなくです。

まずは、会場整理の方の案内がしっかりしていて、ホッとしました。
これ、けっこう重要なんですよね。
舞台上では、客入れ芝居が行われていて、何だか懐かしい。アリスって、客入れ芝居が多いイメージがあるのです。昔、自分もやったからかな?


さて、本編開始。

基本的に、演者は常に舞台上に出ていて、空間を支える存在(あるいは空間そのもの)となっている。
動いていたり、静止していたりと、その時々で色合いを変えます。

言葉のやりとりは、感情よりも呼吸を意識されているようで、エネルギーを落とさず、呼吸のやりとりによって、回転を上げていく手法に思えました。
演者の身体によって、世界が生みだされ、観客側の想像力を刺激する。
なかなかハードな手法です。
私は、こういうのは好きですね。


ですが、セリフを発する演者の多くが喉を潰してしまっていたようで、ちょっと聞いていてツラかったです。コロスを使って空間を築いていても、その空気を壊してしまう話し方になっている事がありました。
セリフ自体も、多くが説明セリフなので、こうなると、やはり観客は苦しい。(脚本は、あえて寓話的に「むずかしくない」言葉で構成されているのでしょうけど。)
説明しすぎじゃないかな?
というのが、前半の率直な感想でした。

テーマの扱い方などはとても素敵で、好みです。
メッセージ。メッセージ。メッセージ。


ラストシーンが、大変に美しかった。
いやあ、これ素敵☆
薄明かりに中に浮かぶシルエットと、コロス(?)の発する音が、様々な想像力を刺激する。
ここで初めて、言葉が、イメージとして浮かび上がる。
崩れていく彼女に、美しさがある。
発することばが、悲しい美しさに満ちる。
おそらく、これが、この団体の本領なのでしょう。
前評判からイメージしていたのは、まさしく、こういうシーンである。

個人的には、これを最初から観たかった。
でも、それは好みの問題ですかね?


大事なのは、そこに込められたメッセージ。
受け取る側の我々も、試されている。求められている。


「考えろ。ものすごく考えろ。」


自分の逆鱗は、どこにあったか?



作品世界を体言する、という事の難しさを改めて感じました。
意欲的な団体ですので、要注目かと。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



夜は、菅野貴夫さんの所属する時間堂の公演を観劇。
【三人姉妹】以来です。

「CoRich舞台芸術まつり!2009春」最終選考作品
時間堂
【花のゆりかご星の雨】
@渋谷ギャラリーLE DECO


飲食自由ということで、ビール片手に観てきました。
こういうのは、やはりイイ☆

音響・照明をほとんど使わず、雨の音やドアの開け閉めなどを、楽器や道具で表現する手法。
扇子芸も使われていて、自分としては、「わーい☆」という感じ。

人それぞれに想いがあり、考える事があり、問題があり、苦悩と悔恨と、大切な思い出がある。
それは、本当に些細な事で。
でも、大きくて。

作者・黒澤さんにとって、『今』大切なこと、感じていること。
そういったものが込められているようでした。
私と同い年らしいですが、共感するものがありましたねえ。

この、楽器や道具による音の表現、シンプルな上演スタイルは、是非、続けて欲しいな、と思います。
これは、『芸』でしょう。いろんな可能性があります。

だって、これはどこへでも行けるんだもの。
旅団ですよね。
カフェだって、公園だって、道端でだってできる。
ブカブカドンドン♪と、
音楽鳴らしながら、街にやってきて欲しいなあ。
本公演と併用するカタチでもいいのではないかと。

―なんて、勝手に盛り上がってすみません。


どちらかと言うと、スロウバラードのような作品のため、観客の中には、物足りなさを感じてしまう人もいたのではないでしょうか。
個人的には、もっと音楽や歌を聴きたかったです。作曲できる人が劇団に居るっていいなあ。
とはいえ、まだまだ開発途上のスタイルなのでしょうし、今後が楽しみです。



偶然、地球割projectも時間堂も、観客の想像力に語りかける手法だった訳ですが、興味深いものがありました。
シンプルなものは強い。
頑丈で、繊細だ。

うーん。世の中、面白いモノはいっぱいあふれているなあ。
一座もがんばらねば。




小櫃川 桃郎太(おびつがわ ももろうた)
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2009/06/16 15:36 | Comments(0) | TrackBack(0) | 観劇記録

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