【年の瀬!怪談・まんじゅう怖い ~ナスの与一再び~】
作・構成 小櫃川桃郎太
初の続編でした。
今回、目標とした「初めて観る方にも楽しんでいただけるように構成しながら、
新たな物語を展開させる」
というところが、予想した何倍も難しく、
台本が大幅に遅れたうえ、この作品だけ30分になってしまいました。
快く了承してくれたロックさん・猫道さんに感謝いたします。
そして、それだけ伸ばしながらも、「なぜ、まんじゅうが怖いのか?」という重要な部分には
今回は触れていないのは・・・あえてなのですが、やはり最後まで悩みました。
ううむ、どうだったのかなあ。
さて、一座の作品では初めて、登場人物が男性のみでした。
これが、案外よかった。男ならではの人情って,あるんですね。
私の役どころは決まっていたため、ロックさんと猫道さんには
「とても普通の役」として立ってもらいたいなあ、と思いながら、書きました。
ロックさんの演じた朝太郎は、とても不器用で優しく、
ナイーブな面がうまく出ていました。
終盤のシーンで再び
「今年は大晦日、帰って来いよ。」と言った時の“兄”への変化。素敵でした。
猫道さんの演じた音二郎ですが、まあこれが予想以上に面白うございました。
真面目できっちりしていながらも、やはり頑固で不器用。
兄貴に対するわずらわしさとすれ違いが絶妙のバランスでした。
冒頭で、二人が久しぶりに会うシーンが、全体の肝だった訳ですが、いい空気を創ってくれました。
このキャスティング、我ながら良かったと思っております。
書き始めた当初、なぜか話が、えらく重た~くなってしまい、困りました。
ベースにしようとしたお話の設定に引きずられてしまったらしく、
稽古場に持っていっては、書き直し、書き直し・・・。
最終的にああいったお話になりました。
いかがだったでしょうか?
この【怪談・まんじゅう怖い】はシリーズ化を企んでおります。
皆様のご意見・ご感想など、小櫃川一座宛に送っていただければ、幸いでございます。
あ、あと歌のシーンの写メを撮った方、是非送ってください。
こちらまで。↓↓
『小櫃川・歌う写メ』係
ob2-mo2@r4.dion.ne.jp
*タイトルに、お名前を入れてください。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
小櫃川 桃郎太(おびつがわ ももろうた)