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2024/04/25 22:34 |
青梅聞修院コンサート
 
 
さて、お待たせ致しました。青梅の聞修院コンサートの報告です。
遅くなって、すんませえぇぇぇぇえん!!!
 
 
 
前日(11月22日)の夕方。
演出の中川さんと、お手伝いのいとまきさん(劇団河馬壱の衣装・小道具担当の方)
と青梅で合流。会場となる、黒澤山聞修院へ。


 
青梅の気温は、絶対、都心より低い!
空気はとても清清しいのですが、とにかく寒い。
お寺の本堂では大きなストーブが焚かれていましたが、
それでも靴下を2枚履かないとやってられないくらい寒かったです。
 
このお寺はコンサートなどに良く使われているので、コードや照明機材が揃っているのです。
とはいえ、本堂に取り付けるには色々と工夫が要ります。
私は今まで3回ほど、このコンサートのお手伝いをしてきたので、案外スムーズに取り付けられました。
後から合流した、河馬壱の三沼さんが夕食を作ってくださり、さながら合宿のような雰囲気になりました。
いやあ、本当に美味しかった☆
 
さて、なんとか仕込みが終わり、私の稽古と全体の構成プランのまとめ。
あーでもない、こーでもないとやっていて、気が付いたらすでに夜中の2時半・・・
一杯だけお湯割りを飲んで、暖めてから寝ました。
 
 
 
コンサート当日。
 
 
素晴らしい天気。
ウォームアップは一人で外で行ったのですが、なんとも気持ちよい。
山は大きな力をくれました。
 
 
出演者の方々と打ち合わせながら、最初から順番に流れを確認。
照明のバランスも見なければならないのですが、明るい中なので、なかなか難しかったです。
 
会場時間が迫り、お客さんが入って来ます。
お年寄りから子供まで。とても賑やかです。
周囲の景色を楽しむのも、このコンサートの楽しみ。
今年はいつもより公演時期が遅かったため、紅葉が素晴らしく綺麗でした。
 
 
 
曲目と朗読は、八王子でのコンサートと基本的に一緒。
ですが、構成がかなり異なります。
何しろ、観客が目の前にいて、ばっちり見えるため、出演側には、より一層のパワーが求められるのです。
 
私も今回は色々な入り口からひょっこり現れ、詠み、去っていくというやり方。
さすがに外は寒かった・・・。
 
今回も『悲しくてやりきれない』に感涙しそうになりました。
同じ曲でも、環境が違えば、聴こえ方はまったく変わるのだなあ、と、改めて実感いたしました。
個人的には、こういったミニマムな公演の方が好みです。
 
 
それにしても、お寺の本堂でのコンサートというのが、こんなに違和感なくハマるのはなぜなのだろう?
お寺・声楽・ピアノ・ギター・コントラバス・朗読
一見、相容れないような、この組み合わせを可能にしているのは、
お寺という『場』の包容力と、音楽や朗読(演劇)が根源的に持っている要素を
しっかりと見抜き、並べている演出の妙技かと思われます。
 
やはり、根本はみんな一緒で、それぞれが持ち味を高めあう時、
全ては同じ地平に立ち、あたかもひとつのイキモノのようになる。
それは観客席にも伝わり、まるで一個の世界のようになるのではないでしょうか。
ただ違うジャンルの芸術を並べても、それはコラボレーションにはならない。
お互いが同じモノを求め、認め合わないと、成立はしないのだと思います。
 
 
 
大きな拍手の中、コンサートは終了。
終演後は、大広間でご住職達の手料理が振舞われました。
毎年、これが美味しくて困ってしまいます。
 
 
観客の方々と出演者が共に飲み、食べ、話します。
劇団河馬壱の関係者の方々をはじめ、
今年お知り合いになった、演劇ユニット『恩田ツアー』主催の恩田ゆみさんと、
その友人の伊都子さんが東京から足を運んでくださいました。
三人で酒を飲み、庭に出て、すでに闇の濃くなりつつある青梅の景色を眺めつつ、
「ここも東京なのだなあ・・・」と、感慨にふけりました。
恩田さんのブログに、今回のコンサートの詳細が掲載されています。興味ある方は、
へ。
 
 
いろいろな面で、今回の朗読出演は勉強になりました。
ご来場くださった方々、関係者の皆様、どうもありがとうございました。
 
 
 
     尚、このコンサートの終了から数日後、入院されていた前田さんのお父上が亡くなったとの連絡をいただきました。愛娘のコンサートが無事終了するのを見届けるかのように、静かに息を引き取ったそうです。ご冥福をお祈りいたします。
 
 
 
                    
                                        小櫃川桃郎太(おびつがわ ももろうた)
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2007/12/11 23:03 | Comments(0) | TrackBack() | 外部出演情報

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