『魔夏二放ツ独演ノ狂宴』無事に終了いたしました。
御来場くださった皆さん、ありがとうございました!
写メール、たくさん撮っていただいてありがとうございます。
是非、こちらへ↓
ob2-mo2@r4.dion.ne.jp
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『怪談・まんじゅう怖い』いかがだったでしょうか?
アンケートを読むと、
「ホッとした」とか「ホットミルクを飲んだ感じ」といった感想が多く見られました。
これはとても嬉しいです。
今回、出演者の顔ぶれを見て、自分はそのポジションになるだろうな、という、
少しいやらしいですが、まあ、そういう計算はありました(笑)。
今回、出演者の顔ぶれを見て、自分はそのポジションになるだろうな、という、
少しいやらしいですが、まあ、そういう計算はありました(笑)。
おそらく、他の出演者はけっこうキツイ内容の作品を出してくるだろう。
ならば、自分はアクセントになりうる、と。
ならば、自分はアクセントになりうる、と。
しかし、寸前までそこは悩みました。
与一の、まんじゅうが怖くなった理由。
女房か娘、どちらかが「死」という結末に至らないと、与一の苦悩が表現しきれないのではないか?
そんな意識が付きまといました。当初は、女房が死ぬ設定になっていたのです。
そんな意識が付きまといました。当初は、女房が死ぬ設定になっていたのです。
しかし、小夜子と与一の関係性、与一が起こす行動の結果に残る想い。
やはり焦点はそこにしたかったのです。
だって、小夜子は生きていかなくてはならないのですから。
やはり焦点はそこにしたかったのです。
だって、小夜子は生きていかなくてはならないのですから。
実は、自分の出演寸前になって、またもや「設定を変えようか?」
という考えが浮かび上がってきたのです。
が、しかし、稽古してきたモノの重要な部分を寸前で変えることは、絶対に良い結果にならない
ということを経験上で知っていたので、踏みとどまる事ができました。
という考えが浮かび上がってきたのです。
が、しかし、稽古してきたモノの重要な部分を寸前で変えることは、絶対に良い結果にならない
ということを経験上で知っていたので、踏みとどまる事ができました。
「仕方がない。俺が作品を創る場合、どうしてもこういう作品になるのだ。」
そう思い、舞台に上がりました。
皆さんが、与一と小夜子のそれぞれにどんな思いを抱いたか、気になるところではあります。
きっと、意見が分かれるのでは?
きっと、意見が分かれるのでは?
今回のイベントで、観客は、ある5人の男女の『人間模様』を観たことになります。
各作品の登場人物達は、ある点において一途で、滑稽で、
しかし愛すべき、真面目で、ひたすらに不器用な人間達だったのではないでしょうか。
それは、
しかし愛すべき、真面目で、ひたすらに不器用な人間達だったのではないでしょうか。
それは、
ハマカワさんの『無償の愛をひたすらに求める孤独な女性』であり、
ロックさんの『故郷と家族と自分の現状』であり、
猫道さんの『果てまで進む男の美学と無限地獄』であり、
小櫃川の『悲しくてやりきれない夜』であり、
ミサイルさんの『内に潜む魔獣との戦い』なのではないか、と思うのです。
彼らは、それでも生きていく訳ですから。
偶然か、それとも必然か、
このイベント自体が、あるテーマの下に創られたオムニバス作品集のようになっていたことは、
観客にとって、出演者にとって、幸福だったのだと思います。
このイベント自体が、あるテーマの下に創られたオムニバス作品集のようになっていたことは、
観客にとって、出演者にとって、幸福だったのだと思います。
脚本をまとめて、一冊の本にしてみたいですね。
ミサイルさんのはどうなるか予想ができませんが(笑)。
狂宴してくださった皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!
楽しかったです!
小櫃川桃郎太(おびつがわ ももろうた)
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コメント
出ますねえ、とても。
私もひたすらに愛を求めております。
いつまでも少年の心で・・・みたいな?
私もひたすらに愛を求めております。
いつまでも少年の心で・・・みたいな?
posted by 小櫃川桃郎太at 2007/08/16 06:59 [ コメントを修正する ]
昨日(あ、もう一昨日だ)、TVで大文字の送り火やってました。お盆って、何だか心がしんとしますね。狂宴、お疲れ様でした。すごいことになりましたね~、かなりインパクトありました(笑)。
桃郎太さんの小夜子は、儚げな女性ですね。与一の話の中にしか出てこないからかもしれませんが。この手の話といえば「幽霊は女」が相場ですが、ここでは逆。で、幽霊の与一が生き生きしているのに対して、生きてる小夜子が私には今ひとつ見えてきませんでした。きっとドロドロの情念が足りなかったのかも?そういえば、桃郎太さんの描く女性はみなサラリと儚げです。雪女しかり。つ、つる女房?う~ん、体型からして儚げとは言えないが(苦笑)、やはり相手を包み込むような、待つ女です。作者の好みの反映かな~?
今日は、歌舞伎座で渡辺えり子演出の「舌切り雀」見てきました。かなりハチャメチャな展開で、三味線バックに、着物姿に小さなチュチュ(スカートの部分)つけて、白鳥の湖を踊るシーンもありました。長年の歌舞伎ファンのおじさんは、「こんなの歌舞伎といえるか!」と怒ってましたが、私は結構面白かった。勘三郎が欲張りばあさんを演じたのですが、この人はお客の心をつかむのが本当に上手い。それに、出てくるだけで周りをうきうきさせるような、陽気なオーラがあるのです。桃郎太さんは歌舞伎、見たりしますか?
桃郎太さんの小夜子は、儚げな女性ですね。与一の話の中にしか出てこないからかもしれませんが。この手の話といえば「幽霊は女」が相場ですが、ここでは逆。で、幽霊の与一が生き生きしているのに対して、生きてる小夜子が私には今ひとつ見えてきませんでした。きっとドロドロの情念が足りなかったのかも?そういえば、桃郎太さんの描く女性はみなサラリと儚げです。雪女しかり。つ、つる女房?う~ん、体型からして儚げとは言えないが(苦笑)、やはり相手を包み込むような、待つ女です。作者の好みの反映かな~?
今日は、歌舞伎座で渡辺えり子演出の「舌切り雀」見てきました。かなりハチャメチャな展開で、三味線バックに、着物姿に小さなチュチュ(スカートの部分)つけて、白鳥の湖を踊るシーンもありました。長年の歌舞伎ファンのおじさんは、「こんなの歌舞伎といえるか!」と怒ってましたが、私は結構面白かった。勘三郎が欲張りばあさんを演じたのですが、この人はお客の心をつかむのが本当に上手い。それに、出てくるだけで周りをうきうきさせるような、陽気なオーラがあるのです。桃郎太さんは歌舞伎、見たりしますか?
どうもありがとうございました!
いやあ、大変な事になりましたねえ。
ホント、ありがとうございます。
今回、かなり突貫作業だったため、色々と反省する部分もありますね。その反面、変にゴチャゴチャしなかったのが幸いした部分もありました。小夜子のキャラも、もう一度練り直してみたいですね。
言われてみると、小櫃川一座の作品に出てくる女性って、そういうタイプが多いですねえ。ほとんどのキャラが『だめんずうお~か~』なんですよ。何でだ?
歌舞伎は観ます。が、毎回、一幕見席です。
最近は観に行ってませんねえ。久々に行きたいなあ。
いやあ、大変な事になりましたねえ。
ホント、ありがとうございます。
今回、かなり突貫作業だったため、色々と反省する部分もありますね。その反面、変にゴチャゴチャしなかったのが幸いした部分もありました。小夜子のキャラも、もう一度練り直してみたいですね。
言われてみると、小櫃川一座の作品に出てくる女性って、そういうタイプが多いですねえ。ほとんどのキャラが『だめんずうお~か~』なんですよ。何でだ?
歌舞伎は観ます。が、毎回、一幕見席です。
最近は観に行ってませんねえ。久々に行きたいなあ。
posted by 小櫃川 桃郎太at 2007/08/19 23:11 [ コメントを修正する ]
ストレートに言うと、無償の愛を求めてます。寂しいです。
あとはチャゲ&飛鳥じゃないですけど、追いかけて追いかけても掴めないものばかりさ。です。
俺、いい歳のはずなんですが、高校生みたい。です。