たまたま通り掛かった播磨坂の桜並木が、とても綺麗だった。
まだ満開にはなっていないけど、週末には見事に咲き誇りそうである。
震災の影響で、今年の桜祭りは中止になったらしい。
毎年、播磨坂には屋台が軒を連ねて賑やかになるのだが、やはり寂しいな、とは思う。
お花見の自粛について色々お話が出ているが、個人的には
「やっていいと思うよ。」
と思っている。
咲き誇る桜の見事さに足をとめる事も、桜を眺めながらお酒を飲んでドンチャンやる事も『今』を精一杯生きている証なのだ。
もちろん、控える事だってアリだと思う。だが、そもそも本来、そこに良い悪いは存在しないハズなのだ。
ただ、
「楽しむな!!」
というのは、絶対に間違っている。
それは、電力が足りなくなるから野球の開幕を延期する事や、物資が足りなくなるから買い占めを控えるのとは、全く意味が違う。
それを、お偉いさんがメディアを使って熱弁ふるっている事自体がチンプンカンプンなのだ。
募金だってする。
節電だってする。
自分たちができる事を考える。
そして、自分にもちゃんとエネルギーを与える。
でないと、人のために動く事が出来ないではないか。そんなに皆が皆、聖人のようにはなれない。
知人の日記に、「ランタンの明かりで花見をしながら、福島県産のお酒を飲んでいる人達が居た」というのがあった。そういうやり方だってあるのだ。
自分は、綺麗に咲き誇った花を、精一杯愛でようと思う。
その景色を忘れずに守っていこうと思う。
そして、そのエネルギーを誰かの為に使おうと思うのだ。
小櫃川桃郎太(おびつがわももろうた)
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