「演劇とは、刹那の出会いである。」
誰かが、そう言ったような気がするが、自分がそう思っただけかも知れない。
稽古期間から考えて、ほんの数ヶ月。
公演期間で考えれば、わずか三日間。
役者と、スタッフと、観客が、2時間足らずの間に出会う。
その、刹那の出会いに、役者もスタッフも全身全霊を込める。
同じ出会いは、二度と無い。
すべては、その一時に限られる。
良き出会いとなるために、
自分の力のすべてを込める。
「おつかれさま」と
心から言えたなら、
それは、きっと、良き出会いだったのだろう。
大きくても小さくても
その、刹那の出会いには
きっと、何か意味がある 。
小櫃川 桃郎太(おびつがわ ももろうた)
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