先日、中学の同級生の結婚披露宴に行って来ました。
着物です(笑)。
紋付の羽織を古着で購入しました。
8000円。安い。
普通に仕立てたら15万円はするのだそうな。うわあ。
いや、でも確かに、着心地がとてもイイです☆
着る時に「シュルルル・・・」と、小気味よい音がするんだな。これは嬉しい。
友人なのに紋付でいいのかなあ、と思ったのですが、店員さんと相談した結果
「最近は大丈夫ですよ。」という事で・・・。
代わりに、袴や羽織紐は抑え目にしました。いかがでしょう?
「何か余興をやって☆」と頼まれていたので、前日の真夜中に必死で準備しました。
なにしろ、私は役者なので、一芸があるわけではありません。
ここで【夢芝居】歌ってもねえ(笑)。
で、結局、落語の『たらちね』を改良した小噺を披露しました。
大変だったけど、おかげで持ちネタがひとつ出来ました。よかったよかった。
披露宴は、とても温かく、素敵な式でした。
何しろ、中学時代からずーっと過ごしてきた友人ですから、
こちらも目頭が熱くなる思いでした。
私のテーブルに座っていたのは主に高校同期で、十数年ぶりに会う友人もいました。
正直、話が詰まるのではないかと心配していたのですが、
会って数分で「お互い、変わってねえなあー☆」と大笑いしてしまいました。
十数年のブランクは、たったひと言で飛び越えてしまうもののようです。
友人夫婦に「おめでとう!」と言って、挨拶をし、乾杯をして、
すっかりおっさんになった男達(笑)が、順番に祝福をします。
最後に、新郎の挨拶。
「あいつ、立派になったなあ・・・」と、素直に思ってしまいました。
本当に、おめでとう。
ふたりの幸せを、心より祈っております。
式が終わって、「今度、飲もうぜー。」なんて言いながら、みんな別々に帰って行きました。
それぞれ生きてきた時間があり、色々な想いがあり、
時には辛い事もあったはずですが、なんだか、やっぱり根っこは変わっていなくって、
なんだか、それがとても嬉しく、楽しく、幸せだったのです。
小櫃川 桃郎太(おびつがわ ももろうた)